伊勢崎銘仙アーカイブス
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FAQ よくある質問とその回答


 伊勢崎銘仙に関しよくある質問に回答します。


 

 Q1 銘仙はどこで買えますか ?

  A1 伊勢崎銘仙は 伊勢崎織物協同組合  伊勢崎市曲輪町31-1 電話0270-25-2700
           (有)木島織物所    伊勢崎市境萩原1785 電話0270-74-0271
           かすり工房さいとう  伊勢崎市今泉町1-1393-3
                                 電話0270-25-1148

    併用額は   平達織物       伊勢崎市除ヶ町182  電話080-5389-9099

 

 Q2 伊勢崎銘仙の工場見学は出来ますか ?

 A2 伊勢崎銘仙の製造工程は分業化と外注化で、一か所で全行程の見学は出来ませんでした
    が、「かすり工房さいとう」では全工程を自分で熟し見学も受け入れています。

 

 Q3 伊勢崎銘仙を自分で織りたいと思います教えてくれる所が有りますか ?

 A3 例年、伊勢崎織物会館において11月から12月にかけて「伊勢崎絣手織り体験教室
    を開催し伝統工芸士と機屋さんが指導します。
               問い合わせ  伊勢崎市文化観光課 電話0270-27-2759
    また、「かすり工房さいとう」では生徒を受け入れています。



 Q4 「伊勢崎絣」の読み方は?

 A4 産地にもよるが、絣の前に地域名や技法名がある場合には「すり」と読みことが多い
    昭和50年5月10日の官報告示には伊勢崎絣の絣のところにルビで「すり」と書
    かれている
    伝統的工芸品の指定申出者の伊勢崎織物工業組合で作成したパンフレットでは「
    り」とある


 Q5 解模様(ほぐしもよう)銘仙は伝統的工芸品伊勢崎絣になれないのですか?

 A5 最近受けた質問です

    模様銘仙においては明治41年(1908)秩父郡横瀬村の坂本宗太郎が特許を取得し
   伊勢崎産地では明治42年の頃 下城弥一郎(三代目 初代の四男 勝磨 かつまろ)と
   従業員の白石海(しらいし かい)が成功したとある
    模様銘仙は技術又は技法の確立から申出書を提出した昭和50年(1975)まで
   66年きり経過していない、原則として100年以上の条件を満たしていないと言える


    秩父産地では明治41年(1908)に坂本惣太郎が模様銘仙の特許を取得してから
   105年後の平成25年(2013)12月に念願の指定が叶った


 Q6 伊勢崎産地の技法別の生産量は?

 A6 よく質問されますが、残念ながら資料はありません
   昭和49年度伊勢崎和装織物業界診断報告書第4部資料編に検査数を分析した表があり
   断片的ですが当時の技法別生産数が記載されている

 技 法  昭和43年(反) 構成比  昭和46年 (反)  構成比
 解 357,588  32.5 211,199  30.2 
 括絣 222,360  20.2 227,492  32.5 
 緯総 194,153  17.6 71,958  10.3 
 板締 76,092  6.9 35,402  5.1 
 縞・格子・無地 61,911  5.6 26,660  3.8 
 締切 48,955  4.5 17,074  2.4 
 併用 44,970  4.0 39,408  5.6 
 乱絣男物 31,360  2.9 20,879  3.0 
 丹前 28,911  2.6 6,336  1.0 
 マンガン 11,683  1.1 4,513  0.6 
 大島 10,183  0.9 13,224  1.9 
 プリント 680  0.1 ー  ー 
 ドビー ー  25,865  3.7 
 その他 12,301  1.1 27  0.0 
 検査数合計 1,101,147  100.0  700,037  100.0 
 生産数 1,547,344    1,144,450   
 受検率 71.2%    61.2%   

    *生産数と検査数には差が生じる、無検査の出荷と生産と検査のタイムラグがある







   昭和43年度
   製品別生産数量








  伊勢崎絹人繊織物構造改善工業組合調べ
  *渡辺睦 中小企業における「構造改善」事業の進展と問題点