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JAPAN HERITAGE 日本遺産と伊勢崎銘仙
平成27年4月24日 文化庁は歴史的建造物や伝統芸能といった有形・無形の文化財を
をテーマや地域ごとに一括認定する「日本遺産」を発表した
第1回では24府県の18件を認定し 群馬県からは
「かかあ天下 -ぐんまの絹物語ー」として12の構成資産からなる
「かかあ天下」は絹産業が盛んだった群馬県の女性は生活力が有り、家庭での地位が高い
ことから取り上げたストーリーである
構成文化財一覧
1 |
富沢家住宅 |
国重文 ぐんま絹遺産 |
中之条町 |
2 |
中之条町六合赤岩伝統的建造物群保存地区 |
重伝建 ぐんま絹遺産 |
中之条町 |
3 |
永井流養蚕伝習所実習棟 |
村重文 ぐんま絹遺産 |
片品村 |
4 |
旧小幡組製糸レンガ造り倉庫 |
町重文 ぐんま絹遺産 |
甘楽町 |
5 |
甘楽町の養蚕・製糸・織物資料 |
ぐんま絹遺産 |
甘楽町 |
6 |
甘楽社小幡組由来碑 |
ぐんま絹遺産 |
甘楽町 |
7 |
白瀧神社 |
ぐんま絹遺産 |
桐生市 |
8 |
旧模範工場桐生撚糸合資会社事務所棟 |
市重文 ぐんま絹遺産 |
桐生市 |
9 |
桐生市桐生新町伝統的建造物群保存地区 |
重伝建 ぐんま絹遺産 |
桐生市 |
10 |
後藤織物 |
国登録 ぐんま絹遺産 |
桐生市 |
11 |
織物参考館“紫” |
国登録 ぐんま絹遺産 |
桐生市 |
12 |
桐生織物会館旧館 |
国登録 ぐんま絹遺産 |
桐生市 |
日本遺産には伊勢崎市から認定されたものは無い、ぐんま絹遺産の内で世界遺産に
登録されなかったところ(市町村)を「かかあ天下」をキーワードでまとめたものと
管理人は推測する
伊勢崎銘仙とかかあ天下について
商店街振興組合「本町百店会」では
CI(コーポレート アイデンティティー)を
策定
上州かかあは天下一 ここはイセサキ かかあ町
平成4年
10月 かかあ町宣言を行った
かかあ像は
いせさき明治館の南へ徒歩3分
足利銀行伊勢崎支店の東隣に建立されている
「かかあ像」由来
「上州かかあ天下」とは、上州の働き者の
かかあたちを羨(うらや)んだ、他の地方の呼び方で
「上州かかあ天下一」というのが正しい
イキ・イキ・イセサキ
かかあ町
この石像は「上州かかあ天下一」の伝統を
正しく受け継ぐ、イセサキのかかあたちを
称え、その慈愛をめでて建立された。
平成4年10月4日
制作者 杉村 孝
数量化による考察
明治42年の茂呂村(現在の伊勢崎市茂呂地区)の平均的経営規模の自作農家の収入
|
賃織就業者が1人
の場合 金額(円) |
賃織就業者が3人
の場合 金額(円) |
米作収入 |
96.9 |
96.9 |
麦作収入 |
53.9 |
53.9 |
繭販売収入 |
88.2 |
88.2 |
織賃収入 |
113.3 |
339.9 |
合計 |
352.3 |
578.9 |
「地域経済の形成と発展の原理」より抜粋
更に同書では大正8年の伊勢崎町の労働賃金は大工の日給が2円に対して織賃(疋)は
4.69円と2倍以上であった
このことから
「織子三人いれば蔵が建つ」と言われた