本庄織物 本庄絣(ほんじょう かすり)
埼玉県伝統的手工芸品産業振興対策要綱 附則(平成8年3月8日改正)
(伊勢崎絣から本庄絣に改める)
本庄絣は、古澤織物と黒澤織物の2社が存在し、毎年
埼玉伝統工芸会館 休館中 (埼玉県比企郡小川町)で実演をされている。
令和4年7月9日
埼玉伝統工芸会館にて
古澤織物 古澤あぐりさんの機織り実演
埼玉伝統工芸会館の売店で 本庄絣 の小物
を販売している
本庄地方の絣などの織物は、利根川対岸の伊勢崎地方の賃織として、県北一帯の養蚕をもと
にした太織に始まるといわれています。伊勢崎銘仙として全国的に有名ですが、珍絣、緯総、
解等の様々な織りの技術を用いることでも知られています。
和服仕立て用の正絹銘仙として絹の風合いを活かした先染め(前もって染めた糸で織る技法)
の製品のほか、手くくり絣、板締め絣、捺染加工等の多様な技能によってつくられ多様な技能に
よってつくられる多様な柄、幅広い製品が特徴です。
本庄市インフォメーションセンター JR本庄駅 南口
本庄市のお土産品として 本庄絣の小物を販売している
本庄市のふるさと納税の返礼品として 本庄絣の小物を採用している
「本庄絣」NOW
(公財)本庄早稲田国際リサーチパーク主催の
創業スクール受講生 本庄市在住の内原絵美さん
が第2回全国創業スクール選手権で経済産業大
臣賞(創業スクール大賞)を受賞された
ビジネスプランテーマは「地域の伝統工芸を活かしたBagの企画製造販売」で
「本庄絣」×「レザー」とのコラボBag
本庄は伊勢崎の表玄関である
利根川の南(右岸)に本庄市、北(左岸)に伊勢崎市がある
伊勢崎市民の多くはマイカーで20~30分でJR本庄駅や新幹線の本庄早稲田駅から
東京や全国各地に出かける JR伊勢崎駅があるけれど地図で見ると分かるけれど前橋・
高崎を経由し1時間以上時間が余計にかかる 更に両毛線は1時間に1本の運転である
上毛新聞(群馬県の地元紙)の記事より 「賃織工女争奪 秩父と伊勢崎」
大正10年(1921)5月17日
埼玉県児玉郡本庄町地方は伊勢崎織物の独占地にして、児玉町以南は秩父織物独占し、
中央より西部にわたりて、両機業家常に賃織工女の争奪戦を交へつつあり。
春蚕期に際して、一時賃織を休止せる者、郡下一般にわたりて多き模様なるより、
伊勢崎地方の機業家はこの機に乗じ、秩父銘仙の織工女を横取りせんと暗々裡に活躍し
をれる。
かくの如きなるを以て、工女等はいづれに就きてよきか、心中動揺しをれるものの如し。
「東京朝日新聞群馬版」の見出しより
昭和3年(1928)8月22日
本庄の加盟は 絶対に許さぬ 商工省からの回答に 伊勢崎で対策を
昭和4年(1929)3月6日
埼玉の九町村 伊勢崎に編入(織物組合)
本庄地域の機屋50余名が加わり、昭和5年には伊勢崎産地は456万反を達成
昭和4年(1929) 埼玉県の業者編入後の組合員数は1,332人で
(内訳は機業者997人、染色業者242人、原料商79人、買継商14人)
伊勢崎織物同業組合が明治31年に発足し 昭和4年の組合定款変更により埼玉県児玉郡
織物同業組合の解散を条件に埼玉県の一町八ヶ村(児玉郡本庄町、旭村、仁手村、藤田村、
賀美村、神保原村、共和村、東児玉村、北泉村)が編入した
伊勢崎織物同業組合史によれば、当時の埼玉県地方は「年を追うて伊勢崎織物の元機屋勃興
したり、現在生産者五十余名を算し年産八萬疋に及ぶ、而して織物種類は、大絣の属するもの
を最とし、文化絣銘仙の類亦相当に生産せらる」と記載がある
一方、埼玉県本庄の機屋は伊勢崎珍絣の過半数を生産し「本庄の織娘(おりこ)が伊勢崎
銘仙を織る」と語っていた
本庄絣の購入と機織り体験が2か所で出来ます
本庄織物協同組合 古澤織物
本庄市小島4-2-21
電話0495-22-2903
アクセス 東京方面からは国道17号
本庄市 小島の交差点を左折(南下)
250m程進むと右側に看板が
黒澤織物
本庄市山王堂208
電話0495-21-5279
埼玉県伝統工芸士 黒澤かつ代氏
による機織りの指導
1人500円(要予約)
事業所名 |
代表者名 |
所在地 |
電話番号 |
黒澤織物 |
黒澤 仁 |
本庄市山王堂208 |
0495-21-5279 |
古澤織物 |
古澤優泰 |
本庄市小島4-2-21 |
0495-22-2903 |
埼玉県伝統的手工芸品産業振興対策要綱
本庄絣 埼玉県伝統工芸士
平成26年12月2日現在
氏 名 |
認定日 |
黒澤 仁
(くろさわ じん) |
平成 6年 |
坂口 登
(さかくち のぼる) |
平成 7年 |
古澤 優泰
(ふるさわ まさひろ) |
平成 9年 |
黒澤 かつ代
(くろさわ かつよ) |
平成26年 |