群馬県では、この度「群馬県ふるさと伝統工芸品」の新規指定及び「群馬県ふるさと
伝統工芸士」の新規認定を行いました。 指定伝統工芸品が74品目、認定伝統工芸士が
142名となりました。
1 群馬県ふるさと伝統工芸品の指定(指定日:令和6年1月30日)
1、工芸品名 伊勢崎括り絣 (いせさきくくりがすり)
2、製造者 齋藤 定夫 (さいとう さだお)
3、製造地域 伊勢崎市
4、主な製品 着物、ストール
2 群馬県ふるさと伝統工芸士の認定(認定日:令和6年1月30日)
1、新規認定者(新規指定工芸品製造者と同じ)
「群馬県ふるさと伝統工芸品のシンボルマーク」
令和6年1月30日現在 74品目が指定されている
昭和49年5月に「伝統的工芸品産地の振興に関する法律(略称・伝産法)が制定
19年後の平成5年9月6日に地方版として
「群馬県ふるさと伝統工芸品指定要綱」が
国の伝産法に準じて群馬県が制定した
両指定とも目的は同じであるが、国の指定要件はハードルが高い
1、主として日常生活の用に供されるものであること
2、製造過程の主要部分が手工業的であること
3、伝統的かつ優れた技術又は技法により製造され、相応な品格および造形を備えたもので
あること
(伝統的とは国では100年以上の継続、県では30年以上の継続を条件)
4、伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、製造されるものである
こと
(伝統的とは国では100年以上の継続、県では30年以上の継続を条件)
5、
一定の地域で産地を形成していること(原則として十企業以上または三十人以上の従業員
を意味する)
*青字の箇所は国の伝産法の要件
伊勢崎絣は「群馬県ふるさと伝統工芸品」に
平成5年の発足と同時に第一に指定された
国(経済産業大臣)の指定は組合を対象としているが、群馬県の指定は個人が主である
既に国の指定されている伊勢崎織物工業組合、桐生織物協同組合
国の指定を目指すレベルの群馬県達磨製造協同組合から個人まで
ふるさと伝統工芸士
平成11年7月9日に群馬県は「群馬県ふるさと伝統工芸士認定要綱」を制定し
令和6年1月30日現在 142名が認定されている