伊勢崎銘仙アーカイブス

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REVIVAL 銘仙復興



  一度途切れた銘仙を復活・復興することは容易ではない
 足利銘仙復活の件でNHKが
  平成30年2月2日「おはよう日本」で足利銘仙アロハシャツを訂正した
  (一週間前の1月26日放送の「おはよう日本」で80年ぶりに足利銘仙が復活し、
  地域興しやクラウドファンディングを活用しアロハシャツを製作しハワイとの友好を図る
  旨を紹介したが、製作された生地は・・・銘仙では無く プリント生地であると訂正)

  銘仙は糸のうちに染める織物であるが、プリント生地は布に後から染める染物である
  プリント生地のデザインは足利商工会議所で保管している足利銘仙柄を使用している

  この一件は銘仙を復活することが如何に難しいことであるかを証明していると言える


 昭和63年(1988) 伊勢崎織物工業組合で「ニュー銘仙」を復刻



  アンティーク銘仙やリサイクル銘仙ブーム
 が起きたのは平成10年頃からで
 昭和63年では時期早々であったようだ
 しかし、この時点で一度復刻したことは
 平成13年の復興の成功へと繋がった言える











    伊勢崎織物工業組合(田村直之理事長)が業界の
   起爆剤として「ニュー銘仙」を開発した
    織物会館で昭和63年12月14日から16日まで展示
   している

   展示したニュー銘仙は22種類で、長さ40センチ
   の矢羽根、一辺が10センチの井桁等大柄で奇抜
   従来からの「渋くて精細」のイベージを一新した

   上毛新聞 昭和63年(1988)12月15日記事より抜粋











 平成13年(2001)「伊勢崎銘仙復刻プロジェクト」立ち上げる
    







 (一社)日本絹人繊織物工業会のHPに
「がんばる日本の繊維産地」で15ヶ所が
取り上げられいる

 その中で 伊勢崎銘仙、復刻にかける
新たなる挑戦【伊勢崎織物協同組合】

が掲載されていた

 元の記事は「経済産業公報」
平成21年12月4日に掲載されたもの












  記事では平成13年(2001)に織物組合で「伊勢崎銘仙復刻プロジェクト」を立ち上げ
 一年後に商品化が図られ、二年目に軌道にのったとある

  また、平成19年(2007)には「伊勢崎銘仙振袖」の開発までに漕ぎ着き
  平成19年8月20日、いせさき明治館に於いて「伊勢崎銘仙振袖」の発表会は開催された



 参考資料
   広報いせさき  平成19年 9月16日 P7    伊勢崎市
   経済産業公報 No16870 平成21年12月4日 ㈶経済産業調査会
   シルクカントリー双書10 織郷ぐんま P202     平成25年 上毛新聞社