高級料亭にはそれぞれ馴染みの大手買継商があった
料亭の位置情報は
明治37年刊行の
「群馬県営業便覧」の
地図と取材による
道路の拡幅や
区画整理事業により
現在の地図からは
正確な位置の特定は困難
場所:伊勢崎織物会館の東側で田部井歯科医院
(大手町26-1)の南地続き
大手町26-7に橋本姓で花道・茶道教
室がある
店主:橋本末吉
経歴:元は牛鍋屋
馴染みの買継:栗豊(戦後 羽尾商店から分離)
場所:伊勢崎神社南通り、本光寺の入口西側の駐車場
本木洋服店(三光町8-4)東隣りの空き地
神社コロッケの屋台の場所であった
店主:大橋孫太郎
開業:明治23年
店主:瀬下宇太次
場所:三光町1-1 三光公園
経歴:伊勢の湯が伊勢崎館に名称変更
昭和10年の頃にカフェ対策として
広瀬川に「水上カフェ」を開業
馴染みの買継:下城
新橋より伊勢崎館跡を望む
左端から新開橋、三光公園、ピオテスハイツ
伊勢崎館の「水上カフェ」が存在した
開業:明治23年 平成22年12月廃業
店主:瀬下実 瀬下実一(じついち 正雄 から改名)
場所:広瀬川畔にて開業し、その後 茂呂町1-389 へ移転し
(株)ホテル ザ サンラク、(株)ザ・クレインパーク山楽荘と名称変更
経歴:画家 山下清、映画俳優 石原裕次郎が宿泊した
四大料亭に関する
参考引用資料
伊勢崎繁昌記 春野弥生之助 明治39年 国会図書館デジタルコレクション
GUID ISEZAKI 伊勢崎案内 明治43年 川端市郎発行
紅灯今昔 伊勢崎編 根岸瑞夫 昭和52年10月9日~11月7日 上毛新聞
市街地の民俗 付録2 群馬県営業便覧(明治37年3月) 昭和61年 伊勢崎市発行
取材協力
銭兵商店 伊勢崎市本町 白水楼、伊勢崎館
㈲ヤマト 伊勢崎市三光町 白水楼、大津屋
本木洋服店 伊勢崎市三光町 湖川屋
管理人の備忘録
(株)ザ・クレインパーク山楽荘が平成22年に幕を閉じた丁度120年続いた伊勢崎を
代表した最後の料亭であった
仕事柄山楽荘をよく利用し、先代の経営者瀬下実一氏や役員の山岡氏、青木氏には大変
お世話になった思い出がある
山楽荘以外の料亭は管理人の年代的に記憶が無く、白水楼と大津屋は名前だけは聞いた
ことがある程度