伊勢崎銘仙アーカイブス
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 WORLD HERITAGE 世界遺産と伊勢崎銘仙


 「富岡製糸場と絹産業遺産群」が平成26年(2014)6月25日世界遺産に文化遺産
 として登録された

















   構成資産の富岡製糸場・田島弥平旧宅・高山社跡・荒船風穴の4資産の生産技術が
  世界中で高根の花であった「絹織物」を高品質・低価格で大量生産が図れた
























  田島弥平旧宅 屋号:遠山近水屯舎(えんざんきんすいそんしゃ)伊勢崎市境島村2243
   ここで何を見学し学ぶか? 世界遺産に登録されたのは建物である
   温度と湿度を調整する「清涼育」を可能にした2階の上に櫓(やぐら)を乗せた構造
   である・・・現在、居住者がいて内部は一般公開されていない

  田島武平旧宅 屋号:桑麻館(そうまかん)伊勢崎市境島村2244-1
   ここで何を見学し学ぶか? 田島弥平の本家で二階蚕室を一般公開している

  田島林平旧宅 屋号:對青蘆(たいせいろ)伊勢崎市境島村2247
   伊勢崎市景観重要建造物指定番号3号 平成27年12月10日
   田島弥平旧宅と同じく換気用の櫓や顕微鏡室を有する



 養蚕農家と蚕種製造業者との違い







 養蚕農家は蚕種(さんしゅ 蚕の卵)を購入し
ふ化させ幼虫にします
 







          ↓







 養蚕農家は自家栽培した桑を幼虫に与えます

 





          ↓




 幼虫は4回脱皮を繰り返して
 口から糸を吐いて繭(まゆ)が出来

 養蚕農家は繭を製糸業者へ出荷します






  養蚕農家はここで作業は終了しますが、田島弥平旧宅等の蚕種製造業者はこれから更に
 いくつかのの作業があります

  蚕種製造業者は蚕種を養蚕農家へ販売しますが、販売に付随して養蚕農家に対して直接
 又は間接的に蚕の飼育方法を指導します
  繭の生産性を向上させる為に蚕の改良をします
   1、養蚕農家が飼育しやすく、蚕が病気にならない改良
   2、繭の量が多く取れる改良
   3、蚕種が多く取れる改良
   4、蚕種からふ化する確率の高くなる改良

 改良方法
   1、雑種強勢(ざっしゅきょうせい)
     交雑種(こうざっしゅ 全く違う品種を掛け合わせた品種)で成長速度、大きさ、
     生存率、生産性が向上する
   2、雌雄鑑別(しゆうかんべつ)
     同じ品種同士が交尾しないように蚕を雌(めす)と雄(おす)を鑑別し別々に飼育
     する
     *伊勢崎市境島村出身の田島弥太郎は幼虫斑紋法を研究し幼虫の斑紋の有無で
      簡単に雌雄を鑑別する方法を確立した

      田島弥太郎 大正2年(1913)~平成21年(2009)
       伊勢崎市境島村の出身、晩年は群馬県立日本絹の里の初代館長(平成10年~
      平成17年)、群馬県の富岡製糸場世界遺産推進委員会会長(平成16年~)


 雌雄鑑別

                     ↓

 繭切り

                     ↓

 蝶つけ



 蚕種(さんしゅ 蚕の卵)を生産した田島弥平旧宅の在る島村は伊勢崎銘仙の産地

   明治30年(1897)島村において500疋以上の銘仙の生産者は3名存在した
     田島八郎 1,095疋、細谷伊湯與蔵 576疋、橋本市郎平 586疋
   昭和3年(1927)島村は絣銘仙の産地にして七千余疋を出し、且賃織業盛んなり、
   伊勢崎町の東南三里利根川の沿岸にあり
   昭和4年(1928)4月 機業 17名、手織数 245台、力織機 0台



 新町紡績所が「富岡製糸場と絹産業遺産群」に追加登録されれば伊勢崎銘仙との係りが
 明確になる

  明治10年に操業を開始した新町紡績所(しんまち ぼうせきしょ 高崎市新町2330)
  ここで製造した絹紡糸が伊勢崎銘仙に使用された・・・伊勢崎銘仙と世界遺産が繋がる
 「富岡製糸場と絹産業遺産群」に追加登録を期待するが、手続き的には新規登録と何ら代わ
 りは無いと関係者は言う





    高崎市新町2437 鐘紡公園







 「鐘紡公園」に設置されている碑
 「絹糸紡績発祥之地」と書かれている

  明治10年10月20日創業
  昭和50年4月30日創業閉ず














 「鐘紡公園」に設置されている碑
 「佐々木長淳顕彰碑」


















 現在、建物はクラシエフーズ㈱の所有











  参考資料(生糸と伊勢崎銘仙の生産量)