伊勢崎銘仙アーカイブス

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秩父銘仙  秩父銘仙へ

 秩父銘仙 (プラス)


 地域資源の活用に取り組む秩父地域
























  秩父はセメント・木材・織物と三大地場産業が有り人口集中が進んだ時代があった



 秩父では地域資源活用に取り組んで幾多の成果
 をあげている

1.秩父ちぢみの復興再生 秩父染色(株)
2.秩父産葡萄のワイナリー
       秩父ファーマーズファクトリー
3.秩父楓の MAPLE BASE
4.アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ
  知らない。」の舞台である秩父は聖地巡礼者
  多数訪問





 ちちぶ銘仙館 秩父銘仙伝承目的の充実した施設




 ちちぶ銘仙館の建物は昭和5年に
 秩父絹織物同業組合が建設し
 埼玉県秩父工業試験場を誘致した

 平成13年 埼玉県秩父工業試験場の閉鎖
 平成14年 ちちぶ銘仙館開業










 ちちぶ銘仙館

  開館時間 09:00~16:00
  休館日  12月29日~1月3日
  入館料  200円
 埼玉県秩父市熊木(くまぎ)町28-1
 電話0494-21-2112

 毎月第2土曜日は館内の機械装置等が稼働し
 繭から秩父銘仙になる全ての工程が見学出来る








 アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」、映画「心が叫びたがってるんだ。」 登場人物の着物展示コーナー

 
 
 








 ちちぶ銘仙館の売店で
秩父銘仙の着尺、ハギレ、小物等を販売
している

 売店で秩父銘仙を扱った書籍を見つけ購入

 「機(はた)と秩父」 山口美智子著
   2016年3月31日 発行
   発行所 さきたま出版
   定価 3,000円 + 税

 内容 織元から職人まで53名の記録






平成28年12月2・3日 秩父夜祭 市復活




 日本時間 平成28年12月1日未明
 「秩父夜祭の屋台行事と神楽」が
 ユネスコ無形文化遺産に登録が決定

 絹市は江戸時代中期に始まり
 戦後、織物の衰退とともに廃止された
 農家が織り上げた秩父絹を絹市で
 絹仲買に売却され、農家の現金収入と
 なった

 嘗ては秩父夜祭と絹市は一体のもので
 絹市はその年最後の大市で神賑行事と
 合体した一大スペクタクルであった







 開催日時  平成28年12月2日(金)・3日(土) 12:00~20:00
 開催場所  秩父神社となりの 買継商通り・黒門通り
 主  催  秩父夜祭絹市プロジェクト(事務局 秩父市商工課)
 内  容  秩父銘仙の販売、いどばた会議、銘仙古着販売等の約20ブース

   
 買継通り、黒門通りで絹市が開催された  秩父神社の例大祭・秩父夜祭
   
 秩父銘仙おもいで市(黒門通り) 豪華絢爛な屋台(宵マチ) 
   
 無二。伊勢崎在住 髙山華代さんのブース 秩父神社神楽(神楽殿 )
   
賑わう絹市 (黒門通り) 屋台の「すれ違い」 






 秩父銘仙の歴史

西暦   和歴  できごと
 1713  正徳 3  大宮郷で絹市始まる
 1719  享保 4  蠒繊(めいせん)と呼称する 最近追加
 1853  嘉永 6  守貞漫稿 巻之十九に秩父絹の記載有り
 1884  明治17  秩父事件が起きる
 1888  明治21  横瀬村の横田忠助 桐生町(現 桐生市)に機業を学ぶ
 1894  明治27  秩父絹織物組合設立(認可 明治28年3月)
秩父銀行設立(許可 明治27年7月 昭和12年11月まで存続
その後 合併等で第八十五銀行・現 埼玉銀行)
 1901  明治34  秩父絹織物同業組合設立(認可 明治34年7月)
 1902  明治35  組合員の子弟を対象に一週から三週間の染色講習会の開催
明治41年埼玉県立川越染織学校開校後は学生を派遣
 1908  明治41  坂本宗太郎「解捺染」特許取得
4月埼玉県立川越染織学校(現 川越工業高等学校)開校
 1914  大正 3  上武鉄道(後の秩父鉄道)熊谷・大宮(現 秩父)間全線開通
 1928  昭和 3  坂本宗太郎 荒舩清十郎(先代)引退で組合長に就任
 1930  昭和 5  埼玉県秩父工業試験場設置(秩父絹織物同業組合が建設し誘致)
 後の「ちちぶ銘仙館」
 1931  昭和 6  産地の2大問屋「大森商店」支払停止で大恐慌陥る(11月11日)
同業組合を解散し秩父絹織物工業組合となる
 1937  昭和12  坂本宗太郎 衆議院議員当選
 1944  昭和19  秩父絹織物工業組合解散し秩父織物統制組合となる
坂本宗太郎理事長辞任
 1947  昭和22  荒舩清十郎 衆議院議員当選 家業の機屋は実弟の靖雄に任せる
秩父織物統制組合を解散し秩父織物商工業協同組合となる
 1950  昭和25  秩父織物商工業協同組合を秩父織物協同組合と改称
 1952  昭和27  埼玉県立秩父農業高等学校に染織科新設
 1956  昭和31  埼玉県秩父繊維工業試験場に改称
 1958  昭和33  秩父織物協同組合を秩父織物商工組合と改称
 1966  昭和41  荒舩清十郎 運輸大臣就任と深谷駅問題
 1967  昭和42  秩父織物構造改善商工組合と改称
 1971  昭和46  設備共同廃棄事業開始
 1983  昭和58  埼玉県繊維工業試験場秩父支場に改組
 1987  昭和62  秩父織物商工組合に名称復帰
 1996  平成 8  「秩父銘仙研究会」を結成し秩父銘仙の収集と保存並びに
埼玉県繊維工業試験場秩父支所保存運動を行う
 2001  平成13  埼玉県繊維工業試験場秩父支所閉鎖
 2002  平成14  「ちちぶ銘仙館」開館
 2003  平成15  「NPOちちぶまちづくり工房」設立
 2004  平成16  秩父神社神楽殿にて「秩父銘仙ファッションショー」を開催
 2013  平成25  12月26日「秩父銘仙」が国の伝統的工芸品に指定
 2016  平成28  「秩父夜祭の屋台行事と神楽」がユネスコ無形文化遺産に登録
絹市が秩父夜祭に合わせて復活





 秩父銘仙の「キーパーソン」木村和恵さん


 平成28年(2016)12月2日
 復活した「絹市」で偶然に木村和恵さんにお会いしました

 平成8年「秩父銘仙研究会」結成
 平成15年「NPOちちぶまちづくり工房」副代表理事
      秩父銘仙語り部
 平成16年「秩父銘仙ファッションショー」開催




 平成22年(2010)5月21日(金)22:00~
 NHK 美の壺 file169 アンティーク着物
 第三の壺「ポップアートを先取りした銘仙」で銘仙研究家として登場


 平成25年(2013)5月19日(日)08:00~
 NHK 小さな旅「花 慈しむ機音」
 平成10年頃から花柄を中心に秩父銘仙を約1,600枚収集
 保存をしていると紹介




 管理人の備忘録

 1、平成28年(2016)12月2日 復活した「絹市」で偶然に寺内織物(株)の寺内秀夫氏
  にお会いした



 寺内氏は
 「銘仙は売れない 広幅織物で維持している」 と









 2、平成28年(2016)12月2日 秩父神社で





 秩父神社の手水舎(ちょうずや)
 漱盥器(そうかんき)が明治27年(1894)
 に絹関連商人158人で奉納された

 その一人に島村(現 伊勢崎市)の田島武平
 の芳名が刻まれている


 参考資料
   さいたま絹文化研究会通信Vol.9
   さいたま絹文化研究会