伊勢崎銘仙アーカイブス

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 宮崎有敬物語



 宮崎有敬(みやざき ゆうけい)が伊勢崎太織会社を設立させた




 宮崎有敬(みやざき ゆうけい) 群馬県会議員、実業家
  天保3年(1832)~明治28年(1895)

明治12年(1879)初代県会議長に選任される
明治13年(1880)伊勢崎太織の粗造を視て伊勢崎太織会社を
           設立させた 行政指導である
           社長には同郷の宮崎栄蔵が就任した












「前群馬県令楫取君功徳の碑」がNHK大河ドラマ
「花燃ゆ」の放送に合わせ平成26年12月群馬
県庁の高浜公園から前橋公園芝生広場へ移設

同時に「宮崎有敬翁紀功之碑」も移設した
 *群馬県庁に駐車し徒歩5分











 碑の説明
 宮崎有敬翁紀功之碑
  碑文の篆書題字 侯爵松方正義

 私こと楫取素彦は、明治初年群馬県令として上州に赴任し、この地で最も優れている人物は誰
かと尋ねると、皆声を揃えて人々はそれは宮崎有敬翁であると答えた。
 宮崎翁の家は代々伊勢崎藩の御用商人であり、彼自身も幕末期に藩主へ経済と国防の重要性を
進言し、農兵制度と飢餓のための穀倉の設置を求めた。だが、藩は宮崎翁の言動を嫌い、翁は逮
捕されたのである。
 時は明治となり、宮崎翁は大蔵省や内務省役人として八年在職したが、生糸は横浜に基盤がな
ければ輸出出来ないという不利益を痛感した。
 そのため有志と「上毛繭絲(じょうもうけんし)改良会社」を創設し、高品質の生糸を生産し
て直接海外に輸出することに全力を注いだのである。
 また伊勢崎織物の品質向上にも努め、同業者とともに太織会社をおこしたが、これが今日の伊
勢崎織物の隆盛に結びついていることはいうまでもない。

 明治12年宮崎翁は第1回の県会議員に選出されたが、同時に初代議長を5年務めた。その間
何ひとつ宮崎翁を批判する声さえなかったのは、その真面目なひとがらゆえである。
 その他、製糸器械の改良や農業銀行の設立など終生にわたって、宮崎翁は国のため民のために
努力した。
 ここに生前における宮崎翁の労苦に深く感謝し、心安かれと祈るものである。

  明治40年3月
  貴族院議員 楫取素彦 撰文





 年 代 できごと
 天保 3年
1832
(誕 生)
宮崎有敬は 宮崎有成の三男として佐位郡采女村伊与久(現 伊勢崎市境)に生れる
父の有成は儒者で、有敬は父に学ぶ
安政 3年 
1856
(24歳)
 農兵を募り、義倉法を施行
安政 4年 
1857
(25歳)
 生糸改良を藩に上申し、改良に成功する
元治 元年 
1864
(32歳)
 勤皇運動の疑いで幽閉される
 明治 元年
1868
(36歳)
岩鼻県、伊勢崎藩、群馬県、大蔵省、内務省勧業寮等を歴任
官に在ること8年
 明治 9年
1876
(44歳)
 楫取素彦初代の群馬県令に就任
明治10年
 1877
(45歳)
 踏転製糸器機を作り、製糸教授所を伊勢崎に新築し女子に教授
明治12年
1879
(47歳)
県議会議員に選ばれ、初代の議長
 明治13年
1880
(48歳)
伊勢崎太織の粗造を視て伊勢崎太織会社を設立させた 現在の行政指導である
社長には同郷の宮崎栄蔵が就任した

星野長太郎と共に前橋の上毛繭糸改良会社の創立に奔走し、後に社長に就任する
 明治17年
1884
(52歳)
 楫取素彦転出
明治24年
1891
(59歳) 
県経済協会を創立し、農事試験場を設ける
明治26年
1893
(61歳) 
 土地抵当銀行を建議するが時期早々で失敗に終わる
後の農工銀行である
 明治28年
1895
(63歳)
逝去63歳
明治40年
1907 
楫取素彦撰文の宮崎有敬翁紀功之碑 建碑

















   有志者の芳名(碑の裏側に記名)


     佐波郡のみ
 佐波郡  子爵酒井家家令  石原蔵蔵  下山求平  下城栄作 星野雷作 
   大和房吉  八田栄蔵  椎名勤次郎  田島滝三郎  竹内登一郎
   笠原萬之助  斉藤百助  羽尾勘七  石原清助  芹澤真太郎
   長谷川定次郎  森川抱次  町田考五郎  新井恭邦  田島秀一郎
   石川泰三  徳江八郎  森村堯太  田島弥平  髙橋清平
   星野源左衛門  町田伝七  中澤豊七  武孫平  下城弥一郎
   五代卓尓  井下久馬  星野栄作  正田虎四郎  森村富蔵
   田島定邦  高井愛蔵  深町亮太郎  松本詢  服部梅吉
   石原太七  高井庫蔵  伊羅子八郎  宮崎石蔵  宮崎勇三郎
   宮崎有斐  宮崎傳三      
 東京市  細野次郎        
 斡旋者  野村藤太