伊勢崎銘仙アーカイブス

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 森村新蔵物語

     名門・森村家

  森村新蔵(もりむら しんぞう) 新蔵明俊(しんぞうあきとし)
      伊勢崎市出身(旧 那波郡連取村) トラベルライター 名主 豪農
  寛政6年(1794)~明治7年(1874)2月3日 享年81歳
      2024年現在 生誕230年 没後150年



   
   


   伊勢崎市指定重要文化財
   森村家の文書(もりむらけのもんじょ)
   指定年月日  昭和58年3月11日
   所在地    連取町
   所有者管理者 森村恒之(市指定当時 現在は不明)







「森村新蔵」研究の第一人者
  落合延孝氏の著書

 幕末民衆の情報世界 風説留が語るもの














 主な記録集 絵の筆使いも素晴らしい

     「亨和以来見聞記」きょうわいらいけんぶんき  巻一~巻十四上
 名称変更「亨和以来新聞記」きょうわいらいしんぶんき  巻十四下~巻十六
     「付録雑集」                 合計22冊

     1804(文化元)~1868(慶応4)の64年間の幕末期 那波地方の政治経済
     生活を記録



  「北国見聞記」ほっこくけんぶんき
     17冊

 天保12年
1841
 6月11日~9月23日
函館(箱館)、松前の蝦夷地まで北国周遊の旅



   「西国見聞記」さいこくけんぶんき
     19冊
 嘉永元年
1848
 3月~8月18日 約半年間
関西、四国、山陽、九州一周、山陰、北陸の旅



 森村新蔵年譜
 年  歳  ことがら
 寛政6年
1794
  1  誕生
 文化10年
1813
 20  福島寿満と結婚
 文政4年
1821
 28  家督を継ぐ
連取村の名主や領主である駒井家の代官を務める
 天保8年
1837
 44  質屋をはじめる
 天保12年
1841
 48  6月11日~9月23日
函館(箱館)、松前の蝦夷地まで北国周遊の旅
 嘉永元年
1848
 55  3月~8月18日 約半年間
関西、四国、山陽、九州一周、山陰、北陸の旅
 慶応4年
1868
 75  3月11日 ぶっこわし騒動が連取村にも波及
新蔵宅は逃れる
 明治7年
1874
 81  2月3日逝去 享年81歳








 氏名  職業 生没年   経歴
 森村新蔵
もりむら しんぞう
 日本全国
を旅
 1794
寛政6
 ~
1874
明治7
 那波郡連取村の名主森村新蔵家の三代目として生
まれる
文政4年(1821)家督を継ぐ
日本各地を踏破
「亨和以来見聞記」「北国見聞記」「西国見聞記」
等、自筆の記録で江戸時代末期の世相・生活を知る
文献 伊勢崎市指定重要文化財「森村家の文書」






 出典・参考・蔵書

   図説 伊勢崎・佐波の歴史(群馬県の歴史シリーズ 5) 五十嵐富夫著 昭和60年
      あかぎ出版 P108 伊勢崎風土記と森村新蔵の見聞記

   幕末民衆の情報世界 風説留が語るもの 著者 落合延孝 平成18年

   伊勢崎市 平成28年度 初心者 古文書講座 講師 落合延高 筆名 落合延孝