町田佳聲生誕130周年記念事業メモリアル 

  町田佳聲(かしょう 本名 嘉章) 伊勢崎に明治21年(1888)6月8日生誕
    町田佳聲生誕130周年実行委員会(平成30年度事業で終了しました


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町田佳聲  町田佳聲(嘉章)記念サイト TOPページへ戻る
         *町田佳聲又は町田嘉章の呼称は原則として出所に基づく


 町田佳聲(嘉章)記念サイト レポート

 このページは町田佳聲生誕130周年実行委員会の活動実績報告(平成30年度事業)です


 JR伊勢崎駅構内とインフォメーションセンター
のプロジェクターで町田佳聲をPR
 町田佳聲の生家がある伊勢崎市三光町に
ノボリがたなびく
   



    年間を通じて事業が実施されました(平成30年度)
名 称  日時・会場   コンテンツ  その他

 町田佳聲生誕
130周年記念
プロローグイベント
平成30年 
5月2日(水)八十八夜
10:45~14:00
会場:伊勢崎市役所
   東館市民ホール
「ちゃっきり節」や
「からりこ節」を
J-POPやシャンソンで

ピアノ弾き語り
  福島拓也
シャンソン
  フジタ ルイジ
 ピアノ伴奏
  大美賀彰代
  町田佳聲作曲の茶摘
み唄ちゃっきり節に
因んで八十八夜に開催
呈茶コーナー
協賛事業 茂木園
ちゃっきり節祭
町田佳聲展
 5月2日(水)~
  5月31日(木)
10:00~18:30
   月曜日定休
会場:(株)茂木園
 伊勢崎市本町20-1
 SOAビル1F
電話0270-25-0174
町田佳聲関連の
パネル展示
「ちゃっきり節」
誕生秘話

記念新茶「佳聲」
限定販売

(株)茂木園
 

第31回ちゃっきり節
日本一全国大会
(参考・紹介)
 5月12日(土)
13:30~16:30
会場:三島市民文化会館
入場料 : 無料
問合せ : 静岡県民謡協会
電話 055-963-7802
 静岡県民謡の
「ちゃっきり節」
の愛唱者を全国
より募集して
その歌唱技量を
競い合い日本一を
決める大会
 静岡県
三島市民文化会館

第42回
伊勢崎市民謡連合会
発表大会

町田佳聲生誕
130周年祝賀企画
 5月20日(日)
開演:10:00
終演:16:30
入場料:無料
会場:伊勢崎市文化会館
 民謡民舞
「からりこ節」
「ちゃっきり節」

問合せ:
電話24-1291高野
 

作曲家 町田佳聲
と北原白秋・
西條八十
 5月23日(水)~
   6月10日(日)
延長し6月17日(日)
 9:30~16:30
会場:相川考古館
入館料:大人500円
  小中学生200円

作曲家としての佳聲
「町田嘉章」に関連
した資料と合わせた
企画展

相川考古館
  

町田佳聲生誕
130年記念
合唱団コールルーエ
演奏会
 6月9日(土)
開場17:00
開演18:00
会場:伊勢崎市文化会館
   大ホール
チケット:前売2,300円
     当日2,500円
プレイガイド
 伊勢崎市文化会館等
町田佳聲を
フィーチャー 
ちゃっきり節

コール・ルーエ
 

町田佳聲
生誕130周年記念
 図書館ライブ
 6月17日(日)
  13:30
会場:伊勢崎市図書館
   集会室
入場無料
  合唱団コールルーエ
演奏会

演目:
からりこ節
ちゃっきり節他
 

土曜の会例会
日本民謡の父
現代邦楽の開祖
町田佳聲の人となり
 6月23日(日)
  13:30
会場:伊勢崎市図書館
   集会室
入場無料
伊勢崎市曲輪町22-21
電話 0270-23-2346
一般の参加歓迎
伊勢崎市図書館
講師:小杉英雄
   杉原謙治
①町田佳聲の生い
 立ち
②「からりこ節」の
 生まれた伊勢崎の
 背景
③民謡の父 現代邦楽
 の開祖
 

町田佳聲生誕130
周年展示
 6月9日(土)~
   6月24日(日)
会場:伊勢崎市図書館
伊勢崎市曲輪町22-21
電話 0270-23-2346
休館日:水曜日
 展示内容
著作物
伊勢崎市図書館

伊勢崎SMC
standard music club
第10回ジャズ
   コンサート
 6月30日(土)
開場17:00
開演18:00
会場:伊勢崎市文化会館
   大ホール
入場料:1,000円
    高校生以下無料
ちゃっきり節の
演奏

 SMC

問合せ
090-2206-0394
西野目まで
   

テノールと
バリトンが歌う
日本のうた
(参考・紹介)
 7月22日(日)
開演14:00
終演16:00
会場:高崎シティホール
コアホール

問合せ
090-9245-5368

猿谷まで
 本県ゆかりの童謡を
紹介
富岡製糸場関係の他
伊勢崎の
「からりこ節」
を唄う
 全席自由
一般前売   2,500円
一般当日   3,000円
高校生以下前売1,000円
高校生以下当日1,500円


いせさきまつり
 2018
民謡流し
 8月11日(土)
   12日(日)
伊勢崎本町通り等
熱中症対策で 
民謡流し中止
 
名 称  日時・会場   コンテンツ  その他


映像と報道の企画展
 没後37年
  メモリアル
   
 9月19日(水)
午後3時~6時
会場:粋庵(すいあん)
 は(株)茂木園の2階
定員:30名
参加料:無料
(株)茂木園
伊勢崎市本町20-1
SOAビル2階
電話0270-25-0174
町田佳聲没後37年
昭和56年9月19日逝去

貴重な映像や報道資料
から業績と人柄を偲ぶ
 

往時の再現Ⅰ


10月22日(月)
午後2時~6時
会場:粋庵(すいあん)
 は(株)茂木園の2階
定員:30名
参加料:無料
(株)茂木園
伊勢崎市本町20-1
SOAビル2階
電話0270-25-0174

町田佳聲が作曲した
「からりこ節」が誕生
した当時の本町通りや
西町通りを写真や地図
で紹介
 
パネル
ディスカッション
「マルチタレント
 町田佳聲」
10月22日(月)
午後4時~6時
会場:粋庵(すいあん)
 は(株)茂木園の2階
定員:30名
参加料:無料
(株)茂木園
伊勢崎市本町20-1
SOAビル2階
電話0270-25-0174
 民謡、邦楽、唱歌、
音楽関係者や前高の
後輩が町田佳聲の
多彩ぶりを語り合う
 


記念展示


 11月16日(金)~
    27日(火)
 (21日は休館日)
午前10時~午後5時
会場:伊勢崎市図書館
入館は無料
協力:日本民謡協会
伊勢崎市曲輪町22-21
電話 0270-23-2346
 町田佳聲が民謡採集
に使用した機材や愛用
の三味線など貴重な
資料を展示

HP:伊勢崎市図書館
 

記念講演会
 11月25日(日)
午後3時~6時
講師:大久保真利子
会場:赤石楽舎
(あかいしがくしゃ)
定員:100名
参加料:無料
伊勢崎市曲輪町28-24
電話0270-22-1186
講師は 
元 京都市立芸術大学
日本伝統音楽研究
センター研究員
現在 九州大学総合研究
博物館専門研究員)
 

往時の再現Ⅱ
 12月16日(日)
午後2時~4時
会場:つくし会館
  (東本町公民館)
参加料:無料
伊勢崎市東本町96-24
電話0270-25-0079
 往時の料亭「白水楼」
を移築した
「つくし会館」
において町田佳聲が
作曲した
「からりこ節」の
踊りを再現
 

講演会
「町田佳聲先生の
慈愛を慕って」
 ー 基歩を誤れば
千里の差 ー
平成31年2月23日(土)
午後1時30分~3時30分
会場:伊勢崎市図書館2階
   集会室
参加費:無料
申込:2月2日(土)~
直接 又は 電話
電話0270-23-2346
主催:伊勢崎市教育委員会・
土曜の会
伊勢崎市図書館:
伊勢崎市曲輪町22-21
 詳しくは  

邦楽による
記念演奏会

「幾山河」関東編
を再演
 平成31年(2019)
 2月26日(火)
正午~午後1時
会場:伊勢崎市役所
   東館市民ロビー
定員:100名
参加料:無料
伊勢崎市今泉町2-410
電話0270-24-5111
 昭和8年(1933)
12月23日
今上天皇誕生

慶祝三曲名流大会で
町田佳聲は自作の
「幾山河」関東編を
指揮した
再演
 






 町田佳聲(嘉章)記念サイト レポート

1、PROLOGUE プロローグイベント
  




  開催日 平成30年5月2日(水)八十八夜
      10:45~14:00
  会場:伊勢崎市役所 東館市民ホール
  後援:伊勢崎市・伊勢崎市教育委員会


 町田佳聲作曲の茶摘み唄「ちゃっきり節」に
 因んで八十八夜に開催













 呈茶コーナー
  石州流 相川萩月社中











呈茶やシャンソン等の聴衆に130名が参集













町田佳聲生誕130周年実行委員会 委員長
  下城好男氏の挨拶で始まる












 伊勢崎市長 五十嵐清隆氏挨拶













 伊勢崎市教育長 徳江基行氏挨拶













 司会は実行委員会のメンバーで
 声楽家の都丸清恵さん

 歌を交えての司会進行








  ピアノ弾き語り 福島拓也
  ピアノと歌で「ちゃっきり節」の旋律を解説

  伊勢崎市在住
  群馬大学時代にロックバンドLILYを結成
  し、ボーカル、ギター、ピアノを担当
  現在は 作詞・作曲・BGM制作・楽曲提供
  ライブ出演






 シャンソン
   歌手  フジタ ルイジ
   ピアノ 大美賀彰代  伊勢崎市在住

 「百万本のバラ」
 「ちゃっきり節」等を熱唱








2、協賛事業 (株)茂木園 町田佳聲展開催、記念新茶「佳聲 」限定販売
  

 (株)茂木園会長 茂木克美氏は町田佳聲生誕130周年実行委員会 顧問 多文化茶論 粋庵





  5月2日(水)~5月31日(木)
  10:00~18:30
  月曜日定休
  会場:(株)茂木園
  伊勢崎市本町20-1 SOAビル1F
  電話0270-25-0174













  茂木園の店舗内に
  町田佳聲関連のパネル展示
  「ちゃっきり節」誕生秘話等














 記念新茶「佳聲」限定販売
 50g袋入 880円(税込)

  











3、第42回 伊勢崎市民謡連合会発表大会「民謡民舞の祭典」
  「町田佳聲 生誕130周年祝賀企画」



  開催日:5月20日(日)
      10:00~16:30
  入場料:無料
  会場:伊勢崎市文化会館
  後援:伊勢崎市・伊勢崎市教育委員会

  主催:伊勢崎市民謡連合会
     群馬県民謡連盟伊勢崎支部

  後援:群馬県民謡連盟
     伊勢崎市教育委員会
     伊勢崎商工会議所
     伊勢崎織物協同組合































DVD ナレーション≫

 今年2018年、平成30年は、民謡開拓の第一人者、現代邦楽の父と言われる町田佳聲の生誕130周年にあたります。佳聲は1888年。明治2168日、現在の伊勢崎市三光町に醤油業を営む町田賢兵衛とタツの次男として生まれました。

  生まれたときの名はでしたが、病弱であったこともあり93年の生涯で何回か名前を変えています。38才で戸籍名を嘉章(よしあき)としました。

 74才の時、急性肺炎で入院すると、姓名学者から雅号「佳聲が贈られ、筆名として使い始めました。 この名前を気に入っていたようなので、生誕130周年実行委員会では、佳聲を使いました。

 さて、町田佳聲の業績は、民俗学者、柳田国男の影響を受け、録音機を担ぎながら全国各地を巡ること50年近く、消えゆく日本の魂である民謡を 五線譜に書き残したことです・

 津々浦々の民謡が唄の背景と共に記録され、収集した曲数は、なんと2万千曲。それを「日本民謡大観」として完成させたのでした。

 2001年、群馬県で国民文化祭が開催されたとき、伊勢崎市が民謡民舞の会場として選ばれました。理由は、そう、皆さんお分かりのように本市、伊勢崎が佳聲生誕の地であったからに他なりません。 

 また、佳聲の業績は民謡研究と同時に、ラジオ放送開始直後から邦楽番組編成者として活躍したことも忘れてはなりません。当時人気絶頂の堀込源太がうたい上げる「八木節」をラジオで放送したのも佳聲です。

 さらに、北原白秋の歌詞に曲をつけ「ちゃっきり節」を世に送りました。「ちゃっきり節」は日本で最初のコマーシャルソングでありレコード化され大ヒットしました。

「からりこ節」は伊勢崎が織物で隆盛を極めた昭和初期、織物協同組合と料亭の組合が、お座敷でのおもてなしの一つとして北原白秋と町田佳聲に依頼し生まれました。

 今でいえばご当地ソングを売れっ子作詞家と作曲家の名コンビでつくられたのが「からりこ節」なのです。 

 「ちゃっきり節」は全国に広まり大ヒットし、現在では静岡県の第二県民歌とも言われています。

  一方「からりこ節」は「伊勢崎小唄・からりこ節保存会」により継承され、いせさきまつり民謡流しの定番となり踊り継がれています。

また、「ダンピア伊勢崎」にも取り入れられ、保育園や幼稚園の子供たちにも耳になじんだものとなっています。





 踊り 「からりこ節」
 所属 登美寿会
 代表 高橋富美子
























 踊り 「ちゃっきり節」
 所属 好風会
 代表 角田庸子



















4、公益財団法人 相川考古館 企画展 町田佳聲生誕百三十周年記念
        「作曲家町田嘉章と詩人北原白秋・西条八十」






5月23日(水)~6月10日(日)
好評につき期間延長6月17日(日)まで
 9:30~16:30
会場:相川考古館
入館料:大人500円
  小中学生200円

  相川考古館













 展示室には
 町田佳聲の作曲した新民謡が流れ室内に
 北原白秋と西條八十に関する資料が展示
 伊勢崎銘仙も展示され
 昭和初期にタイムスリップ


































5、合唱団 コール・ルーエ 定期演奏会 ~町田佳聲生誕130周年記念~





6月9日(土)
開場17:00
開演18:00
終演20:20
会場:伊勢崎市文化会館
   大ホール


町田佳聲をフィーチャー 
「ちゃっきり節」と「からりこ節」を演奏

コール・ルーエ











 ロビーには「町田佳聲」の
 コーナーが設営

























6、伊勢崎市図書館において「町田佳聲生誕130周年記念展示」





6月9日(土)~6月24日(日)
会場:伊勢崎市図書館 2階資料展示室
伊勢崎市曲輪町22-21
電話 0270-23-2346
休館日:水曜日

展示内容  著作物

 伊勢崎市図書館



































7、町田佳聲の母校 前中前高同窓会で町田佳聲生誕130周年事業をPR



伊勢崎佐波前中前高同窓会
平成30年度総会及び懇親会

6月16日(土)午後5時30分開会
場所:プラザ・アリア







  懇親会の中で、町田佳聲生誕130周年実行委員会の委員長 下城好男氏と副実行委員長の
 小杉英雄氏が前橋中学校卒業の町田佳聲の業績を説明した


8、図書館ライブ 町田佳聲生誕130周年記念 合唱団コールルーエ演奏会






6月17日(日) 13:30~15:30
会場:伊勢崎市図書館 集会室
入場無料
聴衆者は約110名


合唱団コールルーエ演奏会
演目:からりこ節、ちゃっきり節他




































9、土曜の会 6月例会で「町田佳聲」を講演



6月23日(土)午後1時30分
場所:伊勢崎市図書館 集会室

講師 小杉英雄、杉原謙治
①町田佳聲の生い立ち
②「からりこ節」の生まれた伊勢崎の背景
③民謡の父 現代邦楽の開祖 町田佳聲







10、伊勢崎SMCビックバンドで町田佳聲の曲を演奏




 SMC 10th アニバーサリーコンサート

 6月30日(土)開演:18:00
 場所:伊勢崎市文化会館大ホール


 伊勢崎市文化会館大ホールのホワイエに展示された
 町田佳聲解説コーナー







「からりこ節」と「ちゃっきり節」を演奏











11、実行委員会で 町田佳聲の足跡を求め 太田市尾島町へ

  7月21日 「町田佳聲生誕130周年実行委員会」のメンバー11名で尾島町へ

 訪れた場所
  太田市立尾島小学校    太田市亀岡町61-2 電話0276-52-0019
  明養軒          太田市尾島町62-1 電話0276-52-0007
  中島知久平邸       太田市押切町1417 電話0276-52-2235

 北原白秋  昭和8年(1933)中島知久平の依頼で中島知久平邸に家族で宿泊し
       「尾島小唄」と「尾島小学校
歌」を作詞

 尾島小学校 校歌

 作詞 北原白秋  作曲 町田嘉章  昭和8年(1933)3月22日作詞

靄(もや)が立つ 朝は緑の靄が立つ
そよげ桑の葉 プラタナス
通へ皆 ひびけ足音 たんたんと
小学 小学 我が尾島

山を見よ あれは三山(さんざん) 国の山
開けお窓を この空に
学べ皆 いつも明るく のびのびと
小学 小学 我が尾島

 


鳴れよ川 水は大利根 砂は玉
 鍛へ身體(からだ)も すこやかに
 磨け皆 清く正しく 凛々と
小学 小学 我が尾島


(幻しの4番 出処 白秋全集31 歌謡集3)

なびけ風 雲は新田の しろい旗
飛べよ飛行機銀の翼(はね)
仰げ皆勇め心も高々と
小学 小学 我が尾島




















 新民謡 尾島小唄 (出処 岩波書店 1986年発行 白秋全集31 歌謡集3)

 作詞 北原白秋 作曲 町田嘉章  昭和8年3月22日作詞

1.尾島飛行機場 ホイトセノセ          2.日和よいのか ホイトセノセ
  利根川べりよ 夏はすず風             お空もはずむ いつもプロペラ
  アリャ月見草 ソレ飛ばすぞえ           アリャ音(ね)にはずむ ソレ出
 (別 ソレ飛んで見な)               ておいで

 「のしてけのしてけ あの雲までも
  かはいあの子の空までも ぐんぐん」

3.尾島よいとこ ホイトセノセ           4.舟は帆あける ホイトセノセ
  煙がなびく 桑の万駄(まんだ)に          東はしらむ 桑の中道

  アリャお日がさす ソレ繭が積む           アリャ影が立つ ソレぬしのこゑ
 (駄 馬一頭が運ぶ量)

5.日限(ひぎり)地蔵と ホイトセノセ       6.宵のおぼろに ホイトセノセ
  定めておいて お願かけなら             あの空見れば 桜ちらほら
 (別 願がけ日がけ 行きはよいよい)       アリャ触地蔵(別 触不動)ソレ安養寺
 アリャ青蓮寺(しょうれんじ)ソレいそいそと  (安養寺に新田触不動尊が納められている)
 (青蓮寺に日限地蔵が祀られている) 

7.春蚕(はるご)づうなる ホイトセノセ      8.鮎は瀬にのる ホイトセノセ
  桜はふける 赤城榛名の             繭場(まゆば)は盛る やがて祇園の
  アリャ遠霞 ソレ夏が来た              アリャ夏祭 ソレお神輿だ
  (ずう 塾蚕)                 (祇園 尾島祇園祭 須賀神社の夏祭)

9.知らぬふりして ホイトセノセ        10.リャカーリャカーで ホイトセノセ
  そよそよ小風(こかぜ) 町は人出の        繭場へつめて リャカーリャカーで
  アリャ宵のうち(別 くち) ソレプラタナス    アリャ帰るのか ソレ今晩も

11.寒い筈だよ ホイトセノセ        (別11.) 何の北風 ホイトセノセ
   枯桑ばかり 戻りゃ土手みち             牛蒡だ葱だ 朝だ兄さん
   アリャ空っ風 ソレ向ひ風           アリャりやんと積め それトラックだ


12.新田源氏よ ホイトセノセ           13.風は南よ ホイトセノセ
   男はここよ 昔や白旗                飛行機日和 乗せて飛ばすは
   アリャ関八州 ソレ白い旗(別 この意気だ)    アリャこの尾島 ソレこちおいで

 

国会図書館歴史的音源
レコーディング 製作者:ビクター、 発売年月:昭和8年(1933)9月、 唄:市丸




12、いせさきまつり 民謡流し 高温により熱中症発生の危険性から中止




 8月12日(日)午後4時から
「ダンピアいせさき」が大人だけで
 踊られた





















平成30年9月19日 町田佳聲の命日 没後37年メモリアル企画展

 昭和51年8月12日 群馬テレビ放映の「民謡ひとすじ 町田佳聲」を再上映



 9月19日(水)午後3時~6時
 会場:粋庵(すいあん) (株)茂木園の2階
    伊勢崎市本町20-1 SOAビル

 町田佳聲生誕130周年実行委員会
 下城好男委員長の挨拶で始る







 今から遡ること42年前の
 昭和51年(1976)年8月12日(木)夜
 に 群馬テレビで放映
 この時、町田佳聲は88歳(米寿)
 昭和2年に自ら作曲した「ちゃっきり節」を
 歌い上げた
 また、写音機にアンプリファイヤを取り付けたと
 流暢な英語で amplifier(増幅器)を発音された
 時事新報入社は伯父のコネと・・・?





 シリーズ「上州再発見」
 民謡ひとすじ 町田佳聲
  録画時間 30分
 企画・提供  群馬県教育委員会

 昭和51年当時のオープンリールを
 当委員会でDVD化





 ふるさとの新聞がつたえた佳聲













        地元紙「上毛新聞」に掲載された町田佳聲

 No  和 歴 月日 朝夕刊   記事タイトル等
 1  昭和6年   8月26日(水)朝   町田氏が名付親の隆笛(りゅうてき)の放送
 2  昭和7年   5月 1日(日)朝  本社募集の群馬県代表民謡
 3  昭和8年   7月15日(土)夕  JOAKの町田嘉章来橋 前橋倶楽部で講演会
 4  昭和13年   2月 3日(木)夕  在京県人芸術家聯盟 郷土宣伝に一肌脱ぐ
 5  昭和28年   1月16日(金)夕  片や邦楽、片やバレエ
 6  昭和31年  10月 7日(水)朝  十三氏に紫綬褒章 本県出身町田嘉章氏
 7  昭和39年   7月22日(水)朝  上州新人物風土記(34)伊勢崎の巻⑥
 8  昭和44年   7月 8日(火)朝  東京の上州人(15)町田佳聲氏 民謡研究家
 9  昭和51年   8月14日(土)朝  記者席 民謡に一段と光 12日夜の群馬テレビ
 10  昭和52年   9月11日(日)朝  テレビ面チラシ  
 11  昭和54年  10月23日(火)朝  全面広告 電電公社 ふえてほしい民謡の伝承者
 12  昭和55年   7月22日(火)朝  空っ風と青春と学園物語(29)前橋高校
 13  昭和56年   9月28日(月)朝  町田佳聲先生の死を惜しむ



 平成30年10月22日(月)往時の再現Ⅰ & パネルディスカッション

  多文化茶論「粋庵」伊勢崎市本町SOAビル2階において午後3時から「往年の再現Ⅰ」
 の展示が行われた
  (株)茂木園会長 茂木克美氏のコレクションで町田佳聲が生まれた当時の伊勢崎の街並みの
 写真・地図・書籍等を展示



 会場の壁面にはぐるりとパネルが置かれ
往年の資料を展示
 茂木克美氏のコレクションに加え、先に
開催した「映像と報道の企画展」での資料
も展示








 午後4時からは「パネルディスカッション」
でコーディネーターは堀地和子氏で進行

 パネラーの一人 伊勢崎市民謡連合会会長
  高野邁(すすむ)氏による三味線の解説と
 演奏








 実行委員会のメンバーで声楽家 都丸清恵氏
による町田佳聲作曲の新民謡の独唱が行われた









 パネラー
  高野邁(すすむ)     伊勢崎市民謡連合会会長
  五十嵐満
  杉原謙治         伊勢崎市混声合唱団「コールルーエ」初代団長
  栗原昭矩(あきのり)   いせさき街並み研究会会長
  相川祐保(ひろやす)   公益財団法人相川考古館学芸員



 平成30年11月16日(金)~27日(火) 町田佳聲企画展示


 タイトル「にんげん町田佳聲」

 日時 11月16日(金)~27日(火)
    休館日 21日(水)
    AM10:00~PM5:00
 会場 伊勢崎市図書館展示室
    伊勢崎市曲輪町22-21
    電話0270-23-2346







 開会式
 11月16日(金)10時より
 伊勢崎市長 五十嵐清隆氏による挨拶









 平成30年度「群馬の文化」支援事業
  町田佳聲生誕130周年企画展示
  に・ん・げ・ん・町田佳聲

    温故知新のルネサンス
 郷土が輩出した人物を知ることは
 利根の源流を訪れるように奥が深く
   赤城山のように裾野が広い




  2001年群馬県で開催された第16回国民文化祭では、伊勢崎市が民謡民舞の会場と
 なりました。その理由は、民謡研究の大家、町田佳聲生誕の地であったからでした。
  生誕130年を見据え、2年前から勉強会を始めました。回を重ねるうちに、この偉業を
 残す原動力は何であったのか、動機は?情熱を持ち続けられたのは?などその生き方に関心
 がたかまりました。また、業績の金字塔は日本民謡大観ですが、邦楽分野の研究や演奏家と
 しても一流であったことを知りました・
  今回の展示は、その人間性と邦楽での活躍をお伝えできればという趣旨で開催いたします。
 日本民謡協会からは貴重な手書き原稿や写真、愛用の品々を提供していただきました。また
 群馬県教育委員会、上毛新聞社からも関連資料や記事のご協力をいただき、「に・ん・げ・
 ん・町田佳聲」をテーマに資料を集めました。そして酒井正保氏からは、民謡採取に同行した
 録音機やカメラなどをご提供していただきました。ご覧頂き、その人となりをお感じいただ
 ければ幸いです。
  尚、当実行委員会のメンバーはこうした展示については全くの素人です。専門の立場から
 ご覧になるとおかしな所もあるかもしれません。遠慮なくご指摘頂き今後の糧として参りた
 と思います。
           平成30年11月16日 町田佳聲生誕130周年実行委員会



 公益財団法人 日本民謡協会 より借用した資料の一覧(一部変更有り)

   分類  資料名  年代
 1  邦楽研究家・演奏家時代  博三愛用の三味線  大正6年
 2  〃  最初の作品「江戸時代音楽通解」とSPレコード  大正9年
 3  〃  邦楽著書「長唄稽古手引草」  大正12年
 4  〃  古曲保存会で頒布した宮城道雄作曲のレコード  大正10年
 5  〃  宮城道雄追悼集  昭和31年
 6  〃  新舞踊音楽「晴信幻想曲」楽譜の一部  昭和11年
 7  東京放送局時代  愛用の横笛  昭和6年
 8  新民謡作曲家時代  「民謡と新民謡」町田著  昭和8年
 9  〃  町田が普及に貢献した三味線文化譜  昭和34年
 10  民謡調査時代  民謡採集に使った町田式写音機  昭和12年
 11  〃  調査資料「旅程と費用計算」  昭和9年
 12  〃  民謡調査の宝 町田直筆の採集手帳  昭和15年
 13  〃           同上  昭和17年
 14  柳田國男  柳田國男写真「日本民俗学のために」より  昭和22年
 15  武田忠一郎  武田忠一郎から町田に宛てたはがき  昭和30年代
 16  日本民謡大観  日本民謡大観の原稿(中部篇・東海地方)  昭和39年頃
 17  〃  愛用のベレー帽  ー
 18  町田の研究と業績  直筆の作曲譜  ー
 19  〃  町田佳聲生の歌曲・小唄・新民謡集  昭和50年
 20  民謡調査時代  米寿の祝いの胸像の写真  昭和50年




 酒井正保氏より借用した資料一覧

資料名  解説
 1  町田佳聲からの手紙  1通  昭和45年「群馬のわらべうた」発行時のもの
 2  日本労作民謡集成  1冊  昭和39年 町田佳聲と共同採譜の4曲を含む
 3  テープレコーダー  3台  町田佳聲にいただいたゼンマイ駆動、手巻き式機等
 4  テープレコーダー  3台  オープンリール式、カセット式
 5  カメラ  6台  町田佳聲と共同採譜時に使用した当時のカメラ
 6  著書  13冊  別紙




平成30年11月25日(日) 記念講演会
 テーマ 「邦楽研究者としての町田佳聲」 ー最新の研究を交えてー


   講 師:大久保真利子(おおくぼ まりこ)氏
   元 京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター研究員
   現在 九州大学総合研究博物館専門研究員
   日時:11月25日(日)午後3時~5時
   会場:赤石楽舎(あかいしがくしゃ)








  芸術文化政策実践としての音楽の記録化
  : 近代日本の長唄を中心に
  大阪芸術大学 博士 (芸術文化学)





























  三味線声曲における旋律型の研究

 英語名
 A Study of Melodic Patterns in
 Vocal Styles Accompanied by
 the Shamisen
          Machida Kasho

   昭和31年(1956)10月
     *町田佳聲68歳

「三味線を伴奏する歌曲が生まれ四百年の歳月を
経て、その間に幾つかの流派が興亡進退している
そして、これらの間に何か共通した節の形があり
はしまいかと明治の末年に稽古を始めた時から考
えていた」抜粋








プロジェクト研究
「歴史的音源から見る三味線音楽の旋律型研究」
 2015(平成27年)3月発行

研究代表者 山田智恵子
京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター教授

共同研究員 大久保真利子

























 講演内容の概略と感想
  講師の大久保真利子氏はアラフォー世代で10年前から町田佳聲を研究する
  一般には町田佳聲を「民謡開拓の父」と称し、民謡研究者と捉えるが、
  邦楽研究者としても高い評価を得ている
  大久保氏作成の町田佳聲の年表は表頭に「邦楽」と「民謡」と分類されている
  10月22日開催したパネルディスカッション「マルチタレント町田佳聲」で討論したが、
  作曲家、新聞記者、民謡と邦楽の研究者、著述家、会社の代表者、教師等の顔を持つ
  新内節(唄)富士松 千代太夫(ふじまつ ちよたゆう)、
  長唄(三味線)杵屋四郎三朗(きねや しろうさぶろう)の名取(なとり)で三味線音楽を
  網羅的に話せる 浅く広く横断的である
  明治42年 独学で五線譜を学ぶ     北村季晴(きたむら すえはる)が出版
  大正13年 春信幻想曲を作曲
  昭和 2年 三味線協奏曲を作曲
  自筆譜 謄写譜 学会譜


平成30年12月16日(日)
   往時の再現Ⅱ つくし会館にて「からりこ節」




 日時:12月16日(日)
 PM2:00~4:00

 会場:財団法人 東本町つくし会館
  東本町公民館
  伊勢崎市東本町96-24
  電話0270-25-0079








 2階和室において
 お座敷で踊られていた「からりこ節」を
 芸妓姿で再現











 1階のワークショップでは
 民謡流しの振りでの「からりこ節」の
 指導が行われた











 1階の会場には
 多文化茶論「粋庵」の資料等を展示









 平成31年2月23日(土) 平成30年度郷土文化講座







講演会「町田佳聲先生の慈愛を慕って」
   ー 基歩を誤れば千里の差 ー
日時:平成31年2月23日(土)
   午後1時30分~3時30分
会場:伊勢崎市図書館2階 集会室
参加費:無料
申込:2月2日(土)~ 直接 又は 電話
   電話0270-23-2346
主催:伊勢崎市教育委員会・土曜の会
伊勢崎市図書館:伊勢崎市曲輪町22-21











1、町田佳聲先生との出会い
2、大学助手を止め民俗音楽採集調査へ
3、町田先生との調査先での諸教示のこと
4、町田先生と採集した群馬の民謡の一部紹介
  昭和26年採集
  (1)する臼挽きうた(富士見村)
  (2)赤城馬子うた(富士見村)
  昭和35年採集
  (1)麦打ちうた(板倉町)
  (2)木崎音頭(新田町木崎)
5、博学で慈愛の町田先生との尽きせぬ回想あれこれ









アコーディオンで歌ってフィナーレ
1、誰か故郷を思わざる
2、惜別のうた










 

平成31年2月26日(火) エンディングイベント
               邦楽による記念演奏会


 市民約200名が聴き入った



会場 伊勢崎市役所東館市民ロビー
時間 正午~13:00

挨拶 実行委員長 下城好男











特別ゲスト 町田道彦氏(町田佳聲先生の孫)













演奏 平野澄子社中
第1部
1、幾山河 関東編   作曲:町田佳聲
2、春の海       作曲:宮城道雄










第2部
1、からりこ節
       作詞:北原白秋 作曲:町田佳聲
2、ちゃっきり節
       作詞:北原白秋 作曲:町田佳聲









町田道彦氏が伊勢崎市長を表敬訪問










 当事業が新聞等に掲載された一覧

 No  掲載日  掲載新聞  見出し・概要
1   平成29年12月1日(金)  いせさき新聞  町田佳聲が来年生誕130周年、市民が顕彰
 平成30年2月12日(月)  上毛新聞  民謡の父 功績発信 伊勢崎出身の町田佳聲
 平成30年4月27日(金)  群馬よみうり  市民有志が佳聲の功績を発信
 平成30年5月2日(水)  上毛新聞  伊勢崎市役所で町田佳聲のイベント開催
 平成30年5月3日(木)  上毛新聞  茂木園で佳聲展開催、記念新茶「佳聲」販売
 平成30年5月8日(火)  上毛新聞  ちゃっきり節J-POP風 町田佳聲生誕130周年
 平成30年5月13日(日)  上毛新聞  三山春秋で町田佳聲と当事業を紹介
 8  平成30年5月18日(金)  いせさき新聞  町田佳聲関連事業多彩に 音楽会、企画展
 9  平成30年5月18日(金)  群馬よみうり  相川考古館で 作曲家「嘉章」テーマに展示
10   平成30年5月25日(金)  上毛新聞  相川考古館  町田佳聲生誕130周年
で記念展
11  平成30年5月29日(火)  読売新聞
 群馬県版
 相川考古館  町田佳聲生誕130周年
で記念展
12  平成30年6月1日(金)  いせさき新聞  町田佳聲生誕130周年 図書館ライブ
13  平成30年6月10日(日)  上毛新聞  コール・ルーエ「からりこ節」は
16ビートの現代風にアレンジ
14  平成30年6月12日(火)  上毛新聞  高崎シティホール 「日本のうた」
で伊勢崎の「からりこ節」を歌う
15  平成30年6月16日(土)  上毛新聞  ぱれっと 明日図書館ライブ開催
16  平成30年8月8日(水)  上毛新聞  町田佳聲手拭いで「からりこ節」を
17  平成30年9月13日(木)  上毛新聞  佳聲の功績 民謡や三味線に焦点
18  平成30年9月20日(木)  上毛新聞  粋庵で町田佳聲の記事、貴重な歌声
紹介
19  平成30年10月23日(火)  上毛新聞  佳聲の功績 後世に 公開討論
20  平成30年11月24日(土)  上毛新聞  明日の講演会案内
21   平成30年11月27日(火)  読売新聞  展示会の開催案内
22 平成30年12月3日(月)   読売新聞  茂木克美氏制作の「漢字かるた」に 
「町田佳聲 茶切節」の読み札
23  平成30年12月11日(火)  上毛新聞  佳聲「日本初」邦楽器加え協奏曲
大久保さん発表
24  平成30年12月17日(月)  上毛新聞  からりこ節で銘仙の全盛期 再現
 25  平成31年2月5日(火)  読売新聞  作曲家・町田佳記念演奏会
 26  平成31年2月28日(木)  読売新聞  町田佳聲作曲の民謡演奏
 27  平成31年2月28日(木)  上毛新聞  琴や三味線 佳聲の名曲