伊勢崎銘仙アーカイブス
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 伊勢崎織物組合創立140周年

    創立以来大きな節目毎(30年、50年、80年、100年)に開催された
   周年事業をWEBで振り返る

  伊勢崎織物組合は明治13年(1880)に伊勢崎太織会社としてスタートし、
 今年、令和2年(2020)まで140年継続している

  明治初期は法が未整備のため伊勢崎太織会社として設立したが、その後法の整備や
 政治的・経済的な理由で組合の名称は度々変わっているが、組合員や事業内容継続されている

 伊勢崎織物工業組合 伊勢崎市を中心に決められた地域の機屋で構成されている
            設立の条件は厳しく、同じ地域内に同様の組合は設立出来ない
 伊勢崎織物協同組合 地域は工業組合と同じとするが、組合員の構成は機屋を中心に
            関連する業種(糸商、買継商、染色業、整理業等)が広く加入
            している また、協同組合の設立は容易である
            組合員数は工業組合の約2倍
 



  創立年月日 明治13年(1880)12月28日 伊勢崎太織会社

  伊勢崎織物組合の前身である 伊勢崎太織会社(いせさき ふとおり かいしゃ)が
  群馬県令 楫取素彦(かとり もとひこ)より設立許可

  明治14年(1881)伊勢崎太織会社を2月に設立

         社長  宮崎栄蔵
         副社長 高木孝四郎
         取締役 天田定吉
          〃  森村富蔵      森村熊蔵の父
         検査役 五十嵐安蔵
     現 五十嵐清隆 伊勢崎市長の祖先 高祖父
          〃  久保田武十郎
         計算方 鈴木浅次郎
         書記  下城弥一郎



 明治43年(1910)伊勢崎織物同業組合創設30周年事業

  組合の名称 伊勢崎織物同業組合
  組長 羽尾勘七(六代目) 明治42年11月就任(功徳碑の建立時)
  組長 星野栄作 明治44年3月就任 (功徳碑の除幕式並びに組合功労者表彰式)

 主な事業は功徳碑の建立
 下城弥一郎・森村熊蔵の碑
 建立日 明治43年(1910)9月
 建立者 伊勢崎織物同業組合
 除幕式 創設30周年の事業
     明治44年6月18日
 所在地 伊勢崎織物協同組合敷地








 伊勢崎市指定史跡

 指定日
 昭和42年2月15日
















 昭和6年(1931)伊勢崎織物同業組合創立50年事業

  組合の名称 伊勢崎織物同業組合
  組長 下城雄策(初代) 昭和2年3月就任



主な事業 祝賀会
日時 昭和6年11月14日
   午前10時
場所 組合事務所庭前
来賓 子爵 金子堅太郎 外









 「伊勢崎織物同業組合史」の発行

 発行 昭和6年11月15日
 編集兼発行者 伊勢崎織物同業組合
 編集特別委員 羽鳥升平












 昭和37年(1962)伊勢崎織物協同組合創立80周年事業

  組合の名称 伊勢崎織物協同組合
  理事長 田村秀雄

  主な事業 伊勢崎織物協同組合創立八十周年並びに
       全国織物産地競技大会連続優勝記念祝賀会



開催日 明治37年10月23日(火)
優勝旗市内パレード(左写真)
続いて 祝賀会・祝賀パーティー











「伊勢崎織物史」の発行

 発行日 昭和41年10月1日
 編 者 伊勢崎織物協同組合
 発行者 (財)伊勢崎銘仙会館











 昭和55年(1980)伊勢崎織物協同組合創立100周年事業

  組合の名称 伊勢崎織物協同組合
  理事長 小林博次

  主な事業 伊勢崎織物協同組合創立100周年記念式典
       開催日 昭和55年5月15日
       場 所 伊勢崎市民体育館(華蔵寺公園内)
       第一部 式典
       第二部 ファッションショー
       第三分 芸能ショー






「伊勢崎織物組合百年史」の発行

 発行日 昭和58年7月1日
 発行者 伊勢崎織物協同組合













 伊勢崎織物組合・年表

西暦  和暦  できごと
 1880  明治13  伊勢崎太織会社(伊勢崎織物業組合の前身)創立
 1886  明治19  伊勢崎織物業組合設立、初代組長に下城弥一郎氏就任
 〃  染色講習所(県立伊勢崎工業高校の前身)設立
 1887  明治20 伊勢崎産地にフランス産の絹紡糸を導入
 1888  明治21  伊勢崎太織を伊勢崎銘仙と呼称
 1891  明治24  組合事務所洋式2階建落成
 1893  明治26  絹紡糸の使用で下城弥一郎氏と森村熊蔵氏が一時対立
 1908  明治41  乃木希典将軍が学習院の制服に伊勢崎銘仙を採用
 1910  明治43   伊勢崎織物同業組合創立30周年 下城弥一郎・森村熊蔵
功徳碑の建立
 1912  大正 元  伊勢崎は銘仙景気で大正9年にかけ芸妓が150人を超えた
 1914  大正 3  群馬県物産陳列館(伊勢崎繊維工業試験場の前身)発足
 1921  大正10  伊勢崎銘仙の生産高3,530万円で群馬県予算の6倍となる
 1922  大正11  組合事務所新館落成
 1924  大正13  大正13年から昭和6年までを第1期黄金時代と呼ぶ
 1928  昭和 3  人気女優水谷八重子(初代)を宣伝ポスターに起用
 1929  昭和 4  機織歌「からりこ節」制作 作詞 北原白秋、作曲 町田嘉章(伊勢崎出身)
 1930  昭和 5  伊勢崎銘仙の生産高456万反を記録する
 〃  〃  伊勢崎町長 石川泰三氏「銘仙週間」を実施し芸妓に銘仙を着用させる
 1931  昭和 6  伊勢崎織物同業組合創立50年祝賀会並びに
「伊勢崎織物同業組合史」発行
 1932  昭和 7  伊勢崎織物工業組合設立
 1933  昭和 8  組合構内に手織試験場を設置
 〃  〃  千代田お召し全盛時代
 1941  昭和16  伊勢崎織物同業組合を解散し伊勢崎織物工業組合だけとなる
 1943  昭和18  機屋下嶋喜次郎氏は前橋連隊に戦闘機一機(伊勢崎下島号)を献納する
 〃  〃  牛久保海平氏機屋を転業し三共電器(現 サンデン株式会社)を設立
 1944  昭和19  伊勢崎織物工業組合は群馬県織物工業統制組合に統合される
 1945  昭和20  戦災により組合事務所焼失
 1946  昭和21  伊勢崎織物工業協同組合設立
 1947  昭和22  組合事務所落成
 〃  〃  「上毛かるた」発行され「銘仙織出す伊勢崎市」と読まれる
 1951  昭和26  伊勢崎織物協同組合設立
 1953  昭和28  緯総(よこそう)絣が主力製品となる
 1956  昭和31  戦後の黄金時代292万反の生産
 1962  昭和37  組合事務所新館落成
 〃  〃  ウール着尺が主力製品となる
 1962  昭和37  伊勢崎織物協同組合創立80年祝賀会並びに
「伊勢崎織物史」発行
 1967  昭和42 第2次 伊勢崎織物工業組合設立
 1975  昭和50  国の伝統的工芸品に「伊勢崎絣」が指定される
 1980  昭和55  伊勢崎織物協同組合創立100周年記念式典並びに
「伊勢崎織物組合百年史」発行
 1999  平成11  第2次伊勢崎織物工業組合解散し伊勢崎織物協同組合だけとなる
 2001  平成13  伊勢崎銘仙復刻プロジェクト発足
 2004  平成16  第3次 伊勢崎織物工業組合設立
 2012  平成24 伊勢崎市観光物産協会が毎年3月第1土曜日を「いせさき銘仙の日」
と定める