伊勢崎銘仙アーカイブス

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 墓碑銘


 墓碑銘(2024年 令和6年)

  当ホームページ(伊勢崎銘仙アーカイブス)で取り上げられている方です。
 令和6年中にご逝去された方です。ご冥福をお祈りいたします

 御命日  お名前  享年 主な経歴 
  4月3日  加藤 義雄
かとう よしを
 
 88歳 昭和10年生れ
「上州八木節会」会長
「伊勢崎小唄・からりこ節保存会」会長



















  
 氏は八木節以外に町田佳聲作曲の「伊勢崎小唄、からりこ節」
 の普及保存に尽力された































「伊勢崎小唄・からりこ節保存会」再結成にあたって

             2003(平成15年)4月1日 発起人代表 加藤義雄

 昭和の初期に作詞、作曲、振付けされ伊勢崎芸妓連によって唄い踊り継がれ一世を風靡したと
聞き、その後社会情勢の変化等により衰退の道を余儀無くたどり、憂い悲しんだ市民数人と最後
の芸妓連にて昭和40年代に「保存会」を結成して振興普及に努力していた頃、上州八木節会有
志にて習い引き継きが出来ればと、保存会長内田千代師他芸妓連に指導して戴いた。会員の切磋
琢磨により昭和52年(26年前)には、群馬県民謡民舞コンクール大会に「伊勢崎小唄」にて
出演、優勝して群馬県知事賞(知事 清水一郎)を戴いた実績もあります。3年前に開催されまし
た第16回国民文化民謡民舞の祭典(伊勢崎市文化会館)には「伊勢崎小唄」の踊りを10名に
て出演致しましたが現在では6名(3組)に減員してしまいましたので、「からりこ節」を共に
一緒に歩んで来た同志と保存会を再結成して振興普及に励みます。

 正調「からりこ節」の踊りについて

                     振付け   花柳徳次師
                     解説・絵図 加藤義雄
                     踊り協力  加藤和江 渋沢きよ子 大和扶巳子

 振付の花柳徳次師は、明治32年、秋田市に生まれる。5歳の時より舞踊の手ほどきを受け、
12歳のとき上京して、六世尾上菊五郎に入門、尾上要の名を許される。15歳で花柳徳太郎に師事、花柳徳次の名を許される。昭和5年徳次から珠実に改名、新舞踊の代表的舞踊家となり、
昭和16年五條流を創設、五條珠実となる。
 「からりこ節」は昭和3年の発表であるが、作曲者の町田嘉章先生の紹介により、振付けは
花柳徳次師にて出来る。そして伊勢崎芸者に引き継がれ伊勢崎銘仙と共に繁栄した。
 大戦後(大東亜戦争)時代と共に芸者も居なくなり、内田千代が保存会を作り、唄、三味線、踊りと孤軍奮闘、五十嵐聖風、高橋兵衛、石原はな、平岡園子等で継承して居た。
 昭和48年、数人の郷土愛の情熱に共鳴して、加藤義雄が世話人となり、「からりこ節」の
踊りを「伊勢崎小唄」と共に 内田千代と伊勢崎市最後の芸者衆に習ったものが「からりこ節」
の踊りとして継承されている。
 「伊勢崎銘仙」の機織り唄として、かろやかに、はずむ気持ちで、踊ってください。


 御命日  お名前  享年 主な経歴 
  1月22日  堤 悌一
つつみ ていいち
 
 92歳 昭和6年生れ
昭和24年 群馬県立太田高等学校卒業後、
      家業の紺屋に従事(三代目)
昭和56年 国の伝統工芸士に認定される
     (当初の認定部門は板締絣)
平成18年 秋 瑞宝単光章を叙勲



 堤悌一氏は藍染の復活に挑戦


 伊勢崎織物工業組合は昭和54年8月に産地中小
企業対策臨時措置法(産地法)の指定を受け新商品・
新技術の開発事業を行った
 その事業の一つが「草木染めの研究開発」で藍染
技術研究会を組織し伝統工芸士の堤悌一氏が伝統的
工芸品伊勢崎絣の藍染めに取り組んだ
 (事業は昭和58年度まで続いた)
氏は藍の産地である徳島まで足を運び、絹での藍染に
成功し素晴らしい成果を収めた






藍染板締絣織作務衣
堤悌一作 昭和60年(1985)

大量生産型の板締は、伊勢崎産地では生産され
無くなり、堤氏の板締の高い技術は「売り絣」
として村山大島産地等からの染色を受注した




 墓碑銘(2023年 令和5年)


  当ホームページ(伊勢崎銘仙アーカイブス)で取り上げられている方です。
 令和5年中にご逝去された方です。ご冥福をお祈りいたします。

 御命日  お名前  享年 主な経歴 
  11月19日  石井 廣實
いしい ひろみ
 (男性)
 89歳 昭和8年(1933)生
昭和24年 (1949) 16歳 㮈染加工場に就職
昭和51年(1976) 独立開業
平成5年(1993)
 伊勢崎絣伝統工芸士 染色(㮈染加工)部門 認定 
平成13年(2001)
 伊勢崎織物組合の伊勢崎銘仙復刻プロジェクト発足
 により(有)木島織物所 木島一雄から「解し絣」の
 㮈染を10年以上安定受注した




 墓碑銘(2022年 令和4年)

  当ホームページ(伊勢崎銘仙アーカイブス)で取り上げられている方です。
 令和4年中にご逝去された方です。ご冥福をお祈りいたします。

 御命日  お名前  享年 主な経歴 
  5月19日  廣木 進
ひろき すすむ
 91歳  昭和23年3月 伊勢崎工業学校機械科卒
現・若葉町にて織物製造業(小幅部)を営み
後に、今泉町へ移転
伊勢崎織物協同組合・伊勢崎織物工業組合役員
歴任
  5月24日  窪田 三代志
くぼた みよし
 82歳  昭和15年生
伊勢崎ガス(株)社長・会長歴任
栗豊(株)社長
趣味はスキー
  9月13日  髙橋 得次
たかはし とくじ
 96歳  伊勢崎市内の印刷所(出版社)に勤務
後に、織物製造業(小幅部協織支部)を営む
伊勢崎織物協同組合・伊勢崎織物工業組合役員
歴任
 11月26日  猪坂 哲郎
いさか てつろう
 99歳  長野県上田市出身
上田紬の機屋 伊勢崎に移転
イサカ・絹美堂
http://www.kenbido.com
 12月 4日  大山 仙八
おおやま せんぱち
 89歳  昭和8年生
大山整経代表
伊勢崎銘仙 最後の小幅織物整経業




 墓碑銘(2021年 令和3年)

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 令和3年中にご逝去された方です。ご冥福をお祈りいたします。

 御命日  お名前  享年 主な経歴 
  3月 2日  鈴木 宜男
すずき のぶお
 79歳  伊勢崎市副市長
地域振興に多分野で貢献
町田佳聲「からりこ節」
伊勢崎のアマチュア無線家
  8月25日  相模 基
さがみ はじめ
 90歳  伊勢崎商工会議所専務理事
地域振興に多分野で貢献
基左衛門の独り言 (goo.ne.jp)
学校
  9月 5日  松本 品蔵
まつもと ひなぞう
 88歳  伊勢崎絣伝統工芸士 染色部門(括り)
伊勢崎絣伝統工芸士会 副会長歴任
叙勲 平成16年秋 瑞宝単光章
伊勢崎絣伝統工芸士
 12月19日  安野 菊夫
やすの きくお
 92歳  伊勢崎絣伝統工芸士 染色部門(括り)
叙勲 平成27年春 瑞宝単光章
伊勢崎絣伝統工芸士
 12月19日  矢内 正人
やない まさと
 73歳  ヤナイ無線株式会社 社長
ヤナイ無線株式会社 (wakwak.com)
伊勢崎のアマチュア無線家
 12月27日  吉沢 弥彦
よしざわ やひこ
 93歳  有限会社 吉沢整理 社長
伊勢崎織物協同組合 理事歴任
ライオンズクラブ ガバナー歴任
検反・整理
伊勢崎地域別 旧佐波郡 名和村



 墓碑銘(2019年 平成31年~令和元年)

 1月18日 五十嵐基興(いがらし もとおき)さん 享年84歳
    伊勢崎銘仙製造業 五十嵐竹三郎の長男として生まれる
    埼玉県立本庄高校、群馬大学工学部繊維工学科卒業
    東レ・テキスタイル(株)取締役
    郷土史研究家・詩人
    平成23年10月「私論 上州伊勢崎 五十嵐一族小史」発行
    
















 2月6日 小杉英雄(こすぎ ひでお)さん 享年77歳
    伊勢崎市教育委員・公平委員・伊勢崎商工会議所副会頭等を歴任
    いせさき焼きまんじゅう愛好会会長
    町田佳聲生誕130周年実行委員会副委員長
















 4月23日 森村恒之(もりむら つねゆき)さん 享年100歳




大正7年(1918)佐波郡宮郷村連取(現 伊勢崎市
連取町)の旧家に生まれる
昭和10年(1935)旧制太田中卒業
戦後、農業に従事 伊勢崎市農協組合長を歴任











 7月28日 桜井玉寿(さくらい たまじ)さん 享年92歳
    群馬県立伊勢崎工業学校 紡織機械科卒(昭和20年3月)
    郷土史研究家 玉寿文庫(伊勢崎市馬見塚町 館長)
    発行図書「豊受探訪」、「例幣使街道昔話」、「ユネスコの心」等
    玉寿文庫には、伊勢崎銘仙に関する各種資料・機械を展示




 上毛新聞 平成18年(2006)8月6日(日)
 絹人往来 「銘仙文化 後世へ」

 自宅内の私設資料館「玉寿(ぎょくじゅ)文庫 」











 9月4日 伊藤正義(いとう まさよし)さん 享年80歳
    伊勢崎銘仙の型紙を彫る技術 和紙に小刀と錐(きり)で文様を彫る
    自身からは「刀刻画(とうこくが)」と称していた
    国内外で受賞
    















 9月30日 吉岡幸雄(よしおか さちお)さん 享年73歳
    京都の染屋「染司よしおか」の五代目、早稲田大学卒
    化学染料を使わず、植物染料を使った古法の染織を探求
    英国V&A博物館から永久保存用に「植物染めのシルク」の制作を依頼された



平成30年6月19日 伊比正榮氏告別式

 伊勢崎まちガイド 会長の伊比正榮氏(78歳)が逝去され6月19日告別式が営まれた



平成29年12月31日 墓碑銘(平成29年)
 

3月13日 武藤和夫氏(85歳)





  桐生市在住の伊勢崎銘仙の研究家 武藤和夫氏(85歳)が
  3月13日逝去




        昭和6年 桐生市生
        昭和29年3月 群馬大学工学部繊維高分子工学科卒
                茨城県繊維工業指導所(結城市)勤務
        昭和32年4月 群馬県伊勢崎繊維工業試験場勤務
        昭和52年4月 群馬県繊維工業試験場勤務(伊勢崎・桐生両試験場合併)
        平成 元年   群馬県繊維工業試験場退職し桐生織塾主宰
         銘仙研究会を関東の各産地で開く

        伊勢崎銘仙を主に研究指導され、その間に収集した銘仙や海外の絣等
        は実に数万点と言われている

 

9月25日 新井淳一氏(85歳)


    桐生市在住のテキスタイルプランナー
    昭和7年 桐生市の機屋の3代目として生まれる


11月18日  西村好郎氏(93歳)

    元伊勢崎織物工業組合事務局長