伊勢崎銘仙アーカイブス

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 銘仙産地比較 伊勢崎銘仙

 *当ホームページ全体が伊勢崎銘仙産地を解説してますが他産地との比較のために
  まとめました













 伊勢崎銘仙は銘仙産地の中で群を抜いている







戦災前の伊勢崎織物会館
 (上空より全景)





























 四大集散地の全国織物産地競技会に於いて
昭和35年から昭和41年までの連続7年優勝
する快挙








 1、国内銘仙の総生産数 約4億反中、伊勢崎産地は1億5千万反を生産し銘仙産地の
   リーダーである
 2、伊勢崎産地の粗製乱造対策のため明治13年に組合を組織化、更に「申合規則」
   を制定し検査に合格した製品にはラベル(検査合格証紙)を貼った
 3、明治19年に染色学校を設立し化学染料の正しい使用方法を教えた
 4、伊勢崎産地は全ての絣技法を有する 括り・板締め・解模様・併用・緯総・締切等
 5、乃木希典将軍が明治41年に学習院の制服に伊勢崎銘仙を採用する
 6、大正10年に伊勢崎銘仙の生産高3,530万円で群馬県予算の 5.7 倍=約6倍
   となる
  (大正10年 生産数 3,137,162反、生産高 35,292,072円 群馬県予算総額 619万円)
 7、昭和3年に当時の人気女優水谷八重子を宣伝ポスターに起用
 8、昭和5年の伊勢崎銘仙の生産高456万反で、昭和5年の日本女性の人口数は
   3,206万人で7人に1人が伊勢崎銘仙を着用した
 9、銘仙5大産地の中で一番早く伝統的工芸品の指定を受けている





 伊勢崎絣を通商産業大臣が指定した官報告示


  通商産業省告示第168号
  伝統的工芸品産業の振興に関する法律(昭和49年法律第57号)第2条第1項及び
  第2項の規定に基づき伊勢崎絣を同条第1項の伝統的工芸品として指定したので、同条
  第4項の規定に基づき告示する。
   昭和50年5月10日
            通商産業大臣 河本敏夫

 一 伝統的工芸品の名称 伊勢崎(がすり)    *絣には がすり とルビ付いている
 二 伝統的な技術又は技法
  1 次の技術又は技法により製織されたかすり織物とすること。
   ⑴ 先染めの平織りとすること。
   ⑵ かすり糸は、たて糸及びよこ糸又はよこ糸に使用すること。
   ⑶ かすり糸のかすりを手作業により柄合わせし、かすり模様を織り出すこと。
  2 かすり糸の染色法は、「手くくり」、「板締め」又は「型紙なせん」によること。
 三 伝統的に使用されてきた原材料
    使用する糸は、生糸、玉糸、若しくは真綿のつむぎ糸又はこれらと同等の材質を有す
    る絹糸とすること。
 四 製造される地域
    群馬県 伊勢崎市
        佐波郡境町        *現 伊勢崎市
        新田郡尾島町及び新田町  *現 太田市
    埼玉県 本庄市
                                 以 上