伊勢崎銘仙アーカイブス

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 銘仙産地比較 村山銘仙

   *伊勢崎産地にバイアス(偏り)が在りますのでご了承下さい

 村山銘仙

  東京都武蔵村山市を中心に江戸時代末期に村山産地が形成し、明治から銘仙の産地として、
 縞銘仙、乱絣、締切り、経無地、足引き総絣が続いた





      織物組合の変遷
明治31年(1898)武蔵太織縞改良組合 設立
明治36年(1903)武蔵飛白同業組合  設立
大正10年(1921)八王子織物同業組合の設立    に伴い、村山大島部会として傘下となる
昭和 4年(1929)八王子織物同業組合から
   分離独立し村山織物同業組合を設立





   村山織物史 昭和57年(1982)発行
   表紙の板締絣はしまかつ織物提供とある




       全国銘仙生産統計(単位:千疋 疋=2反 全国銘仙連盟会調査)
          (注1)昭和12年の数値は上半期の生産数量(疋)
          (注2)村山銘仙の大正10年~昭和3年の生産数量赤字部分は
              関東機業地域の構造変化の付表より

西 暦   和 暦 伊勢崎  八王子  村 山  できごと
1912 大正  1  636   170  
1913  572  183   
1914  534  197   
1915  450  198   
1916  542  256   
1917  627  276   
1918  819  289   伊勢崎から板締染色法を導入
1919  990  289   
1920  1,039  442   
1921  10  1,568  636  37  八王子織物同業組合の傘下になる 
1922  11  1,559  713  29   
1923  12  1,567  633  40   
1924  13  1,581  772  56   
1925  14  1,490  805  49   
1926  昭和 1  1,558  863  59   
1927  1,814  881  61   
1928  2,059  1,095  80   
1929  1,950  972  88   村山織物同業組合が八王子から独立
1930  2,283  921  105   
1931  2,072  831  115   
1932  1,926  727  170   
1933  1,511  665  212   
1934  1,396  563  216   
1935  10  1,019  479  174   
1936  11  281  357  81   
1937  12  60  123  28   
  合 計  31,916  14,347     



 大和(奈良県) → 伊勢崎 → 村山大島紬



明治20年(1887)大和国(奈良県)より茂呂村
(現伊勢崎市茂呂地区)に板締絣の染法が伝授さ
れた
大正7年(1918)伊勢崎の板締絣の技法が更に
東京都武蔵村山市の村山大島紬に導入された
NHKデジタルアーカイブスに村山大島紬の動画が
公開されているので百聞は一見に如かず
検索しご覧下さいNHKデジタルアーカイブス 
 → 村山大島紬 で検索




     堤悌一氏による板締絣



 板締絣技法を極めた織物産地


 1、自動式板締絣機の考案 意匠紙の指示どおりにピアノ
   マシーンを操作
 2、板締めで2色以上の染色を可能にした目詰め法
   蒟蒻澱粉(こんにゃくでんぷん)で絣板の空洞部を塞ぐ技法


 















 村山大島紬を通商産業大臣が指定した官報告示

  通商産業省告示第46号
  昭和50年2月17日
  通商産業大臣 河本敏夫

 一 伝統的工芸品の名称 村山大島紬
 二 伝統的な技術又は技法
  1 次の技術または技法により製織されたかすり織物とすること。
   ㈠ 先染めの平織りとすること。 
   ㈡ かすり糸は、たて糸及びよこ糸に用いること。
   ㈢ たて糸のかすりとよこ糸のかすりとを手作業により柄合わせし、かすり模様を織り
    出すこと。
  2 かすり糸の染色法は、「板締め」によること。
 三 伝統的に使用されてきた原材料
   使用する糸は、生糸とすること。
 四 製造される地域
   東京都 立川市
       青梅市
       昭島市
       東大和市
       武蔵村山市
       西多摩郡羽村町及び瑞穂町
   埼玉県 飯能市
       入間市




 参考資料
  日本伝統織物集成 京都 染織と生活社 1975
  昭和49年度伊勢崎和装織物業界診断報告書 他産地の状況より 群馬県 1975
  都市化の進展と伝統産業の生産構造変化 村山織物業の研究 関満博 1977 ネットにあり
  村山織物史 村山織物協同組合 1982
  関東機業地域の構造変化 辻本芳郎他 大明堂 1989